今回は為替FX界隈で伝説になったトレーダーの投資手法をご紹介します。
2010年代初頭、ギリシャショックの際にポンド円の取引を主戦場に10万円の資産をわずか2か月で6億円にしたという”GFF(ぐふふ)氏”の手法です。
目次
GFF(ぐふふ)氏の資産推移
2010年5月:10万円
2010年6月前半:4000万円
2010年6月後半:2億4000万円
2010年7月上旬:3億2000万円
2010.年7月上旬(数日後):6億円(最大含み益)
すさまじい資産推移ですが、これは2010年初頭まではFX業者のレバレッジが100倍程度が可能であったため実現した資産推移でしょう。
”GFF手法”
さて肝心の”GFF氏”の手法についてです。
非常にシンプルで”RSI”を使用するものです。
RSIは本来0~100の値を基準に、「買われ過ぎ・売られ過ぎ」をみるための指標と解説されることの多いテクニカル指標です。
”GFF手法”はRSIの折れ線部分へ、ローソク足チャートにようにトレンドラインを引き、トレンドの転換を察知しようというものです。
この手法は証券会社のプロのディーラーも使用する手法であるので覚えておいて損はない手法でしょう。
使用するローソク足
日足、4時間足、1時間足、10分足
使用するテクニカル
RSI(Relative Strength Index)
設定はデフォルトの14日線
分析方法
①日足、4時間足、1時間足といった時間軸とファンダメンタルズ分析でトレンドの方向性を定める
②10分足のRSIにトレンドラインを引いて、ブレイクしたタイミングで上位足と同じ方向にエントリーする
・上位足が上昇トレンドならロング
・上位足が下降トレンドならショート
いわゆる、上位足に順張りで、下位足に逆張りという方向性のようです。
RSIのトレンドラインの引き方
実際の値動きとの対比
このように、通常ローソク足にトレンドラインを引くように、RSIのにラインを引いていきます。
このラインをブレイクしたタイミングでエントリーをするというものです。
手法自体は非常にシンプルですが、ラインを引くトレーダー自身の裁量が求められます。
また、10分足などの下位足でのトレードをしていく場合、日足などの上位足での分析に沿って目線しっかりと同一方向に固定していくことが重要になるでしょう。
他の金融商品や時間軸での応用
日経平均先物/日足
7203トヨタ自動車
9424日本通信
金先物/日足
BTC/米ドル
GFF手法の考察
幅広い種類の金融商品を見ていくと効果にバラつきはあるようなので、盲目的にこの手法を使っていくのは早計でしょう。
しかし、日経平均先物や、7203トヨタ自動車、9424日本通信はかなり早い段階でトレンド転換の察知できていることがわかります。
自身の主戦場にする商品や銘柄にこの手法が機能しているか当てはめて検証してみるといいでしょう。
加えて前述のように、RSIにトレンドラインを引く作業自体にトレーダーの裁量が入りこむ余地が多くあり、使用者の力量によってその成果は別れることになりますので
多くの検証が必要になります。
しかし、実際に証券会社のトレーダーが使用しいる手法なので、修得できれば引出しの一つになるでしょう!